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フェイド=ラウサ・ハルコンネン
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剣闘士競技場の観客のインタビュー
簡単に言って、今まで見てきた剣闘士の戦いで、一番だった。人生最高の夜だった!フェイド=ラウサが闘うところを見られるなんて...見たことがない人には、その凄さはわからないだろう。ぞくぞくするような血みどろの残酷な戦いを目にしたことはあるだろう。でも今回は...神秘的だった。

誰だって贔屓の闘士がいる。だが、フェイド=ラウサのように魅力的に、芸術的に闘うものはいない。しかもあれは本当にアートなんだ!我らが男爵の甥である貴族が競技場で戦っている姿を見るだけでも十分見応えがあるのに、フェイド=ラウサは会場にいる全員を夢中にさせる。彼がとどめを刺す直前、あまりにも美しい光景に会場は静まりかえった。感動と、それを目の当たりにすることのありがたみで、誰もが微笑んでいた。それに、フェイド=ラウサの対戦相手も最後の瞬間に笑っていたと誓って断言できるね。不器用な素人ではなく、真の模範的な芸術家の手によって、これから作品と化する粘土の塊りや空白のキャンバスのような気持ちだったのかもしれない。
秘密の録音装置の対話記録
フェイド=ラウサ:叔父上、申し訳ない。だが闘牛は彼らの伝統だ。まるであんな雄牛を見たことがないかのようだ。まあ、確かに...あんな姿になってしまった雄牛は、初めてかもしれないだろうな。
ハルコンネン男爵:*解読不能*
フェイド:趣味が悪いだって?あれは芸術的な暴力で、俺は...
ハルコンネン男爵:*解読不能*
フェイド:俺は...
男爵:*解読不能*
フェイド:もちろん。軽率な行動だったと反省している。見合いはとてもうまくいった。俺は礼儀正しく振る舞い、アリステも好意的だった。俺の心の内を少し見せようと思ったんだ。
男爵:*解読不能*
フェイド:彼女は今でも魅了されている。彼女は両親が望んでいると思っている行動を取っているだけだ。俺なら、真の彼女を引き出せる。俺なら...
男爵:*解読不能*
フェイド:はい、叔父上。これで婚約と和解は成立するのか?
男爵:*解読不能*
フェイド:行く場所行く場所、血の跡を残していっているようだな。すぐに風呂に入ってくる。では。
男爵:*解読不能*
フェイド:おい、そこ。使用人に俺の風呂を用意させろ。それと、俺のナイフと...使用人をもう一人連れてこされろ。俺は拒絶されるのが嫌なんでね。


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