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ネオ・カルタグ
ネオ・カルタグ
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アマディ・イケニからの手紙 ツェイダ家の領主各位 法的な観点から言えば、カルタグ崩壊の最も興味深い側面は、ハルコンネンの反応であったといえよう。大規模な労働者ストライキのまっただなか、核爆発により、街は跡形もなく消え去った。ハルコンネン家はアトレイデス家を糾弾し、大協約への違反行為であるとして、アトレイデス家を起訴した。以来...音沙汰なし。新たな申し立てがあるわけでもなく、そもそもこの件に関する進展が一切ない。 一体何があったのだろうか。この反応は、我々が知るハルコンネン家の在り方と、根本的に反している(アトレイデス家に非がないという証拠を見つけていたとしても、ハルコンネン家らしくない反応である)。一体、どんな事実を発見したのだろうか。何者かが、ハルコンネン家を説得したのだろうか? ネオ・カルタグが驚くほどの速度で建設されていく中、謎はまだ解けていない。ネオ・カルタグでは現在、短期間で大量の奴隷を必要としている。この新たな都市の建築は、旧カルタグのすべてを象徴しており、荒々しいブルータリズムの中に、悪趣味のけばけばしさが混在している。我々はネオ・カルタグ建設の状況に気を取られることなく、核爆発の謎について調査を続行せねばならない。 敬具 アマディ・イケニ |
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